学生生活
在校生メッセージ
梶原 則香さん
みなさん、はじめまして、広島大学教育学部第一類初等教育教員養成コース(以下「初等」)3年の梶原則香です。きっとみなさんはいつか送る大学生活に希望を抱いて、この文を読んでいるのではないかと思います。高校時代の私もそうで、在校生からのメッセージを読み、大学生になってからしたいことばかり考えていました。そんなみなさんに今から私の思う大学の魅力・初等の魅力を伝えます。私が2年間の大学生活で感じた魅力が、1つでも多く1人でも多くの方に届けば嬉しいです。
私が思う初等の魅力の1つ目は、たくさんの人と関わる機会があるということです。入学してすぐに初等の学生はゼミというグループに分けられます。中学校高校のクラスと同じくらいの人数で、最初のガイダンスなどもそのゼミで集まって座ります。私の初等でできた初めての友達は、ゼミが一緒でそのとき隣に座ったことがきっかけでした。1年生のときはゼミで受ける授業もあって、授業中に話す機会があったりその後ご飯を食べに行ったり、すぐにゼミの人と仲良くなることができます。沖縄から北海道まで皆いろいろな場所から来ていて最初から友達がいる人が少ないからこそ、最初のゼミですぐ仲良くなれる気がします。また初等では副免許をとることもできますが、その授業で違うゼミの友達ができることもよくあります。副免許のための授業は4年生までずっと続きますし、グループをつくっての活動もよくあるため、ゼミ以外の深い関わりが生まれるいい機会です。それ以外でも、3年生になると研究したい分野の先生のゼミにもう1度分かれるため、そのときにもまた新たな交友関係を築くことができます。4年生では同じ県の教員採用試験を受ける人で集まって勉強することもあるそうです。以上のように初等では、4年間ずっとたくさんの人と関わる機会があり、それをきっかけに仲良くなれます。何より初等の学生は、小学校教員をはじめとして教育に関わることを夢・目標にしている人が多いです。教員を目指す人・教育に関わりたいと思っている人とつながって一緒に頑張れるこの初等は、本当に魅力的だと思います。
そして私が思う初等の魅力の2つ目は、夢や目標に向かって自分の力を伸ばせることです。初等の学生は、夢・目標に向かって力を伸ばすために何か努力をしている人ばかりです。大学内の活動・サークルや学校外のアルバイト・ボランティアなど取り組んでいることは人それぞれですが、皆さまざまなことを学び力を伸ばしています。私が学校内の活動で参加しているのは、「にこにこルーム(学習カウンセリング)」という勉強のつまずきを抱えている子どもに勉強を教える活動です。この活動では同級生だけでなく下級生・上級生とのつながりもできましたし、何より子どものつまずきを見とってその子に合った方法で支援する力をつけられました。自分が小学校教員になったとき、この経験は必ず生きると思っています。初等の活動としては他にもフレンドシップや野外活動実践などがあり、みなさんが初等に入ったとき説明があるはずなので、ぜひ自分が伸ばしたい力をつけられる活動に参加してみてください。自分のためになるはずです。また学校外だと、私は個別指導塾でアルバイトをしたりボランティアで家庭教師をしたりしています。自分の力を伸ばせるのはもちろん、大好きな子どもと関われてとても楽しいです。以上のように、学校内でも学校外でも自分の力を伸ばせる取り組みはたくさんあります。初等の周りの友人も皆努力しているからこそ自分も頑張れます。高め合えるこの初等という魅力的な環境で、みなさんも自分のために何か取り組んでみてください。
お伝えしたいことは他にもたくさんありますが、特に私が伝えたかったことをまとめました。初等の学生を代表して、みなさんの入学を心からお待ちしております。
学生の一日
大学生の1日について学年ごとに私の感想を書いていきます。
1年生のときの授業は、教養科目という専門とは別の、幅広い教養を身に付けるためのものが多かったことが印象に残っています。第二外国語として中国語や韓国語を学んだり、興味があった心理学について学んだり、教育に限らず広い視野を持って学べたのが面白かったです。教育以外の気になる分野についても学ぶことができるので、積極的に好きな授業をとってみると学びが広がってよいと思います。同じ授業をとっている子と仲良くなれるのも1年生のときは楽しかったです。また学校内外の活動に参加し始めて、忙しいけれど充実していた印象もあります。新しい環境でうまくいくか不安だとは思いますが、きっと1年間あっという間です。大学生活の始まりの1年間に悔いのないよう、なんにでも挑戦してみてください。
2年生になると初等の授業と副免許の授業が本格的に始まりました。特に副免許の授業は、その教科を専門に学んでいるコースの人たちと同じ授業を受けるため、多くの刺激を受けます。私は国語の中高の副免許と幼稚園の副免許を取得する予定ですが、どちらも一緒に取得しようとしている友人がいたからこそ支え合って授業も乗り越えられました。初等の授業も1年生からの友人と一緒に学びを深められ、人とのつながりが強まった年です。そして授業にもそれ以外にも慣れてきて、旅行や遊びなど大学生ならではの経験を積むこともできた年でもあります。
3年生について、私は今年度から3年生になり、自分の夢への気持ちが高まりました。3年生になると9月から小学校教育実習が始まります。そのため3年生の前期は、大学生を児童役としてその前で教師として授業を行う模擬授業をする講義が多いです。私はこの模擬授業で、改めて小学校教員になったときどう授業すべきかということを考えさせられました。このように模擬授業は教員になったときのことを考えるきっかけになる大切な経験です。夢に近づくための重要な1年だと私は思います。けれど実習とその準備だけで日々が終わっていくわけではありません。授業がない空きコマに友人とおしゃべりしたり、休日にご飯を食べに行ったり、毎日が充実しています。授業が少し大変だからこそ、それ以外の時間が本当に楽しいです。初等での3年目も充実した1年になりそうで、わくわくしています。
以上が私の学年ごとの感想です。初等での学生生活はとても楽しいです。きっと他の初等の学生も初等での充実した学生生活を送っていることと思います。みなさんも夢や目標に向かって力を伸ばし、たくさんの人とのつながりを深め、自分なりの充実した大学生活を送ってください。応援しています。
梶原則香さんの3年前期前半の時間割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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1コマ | 教育相談 | 乳幼児心理学 | 初等教材研究法T | 初等社会科教育法 | |
2コマ | 教育相談 | 乳幼児心理学 | 幼児理解・教育相談 | 初等社会科教育法 | |
3コマ | 生徒・進路指導論 | 初等家庭科教育法 | 初等国語科 学習指導論 |
初等音楽科教育法 | |
4コマ | 生徒・進路指導論 | 初等家庭科教育法 | 初等国語科 学習指導論 |
初等体育科教育法 | |
5コマ | 国語科教育方法論 | 初等理科学習指導論 |